アドセンス狩りとは?わずか10日で制限解除した対策方法とGoogleへの報告手順解説

お役立ち

Google Adsenseからメールが来て、急に広告が表示されなくなった!
「広告配信を制限しました」とのこと。思い当たる節がないんだけど…
これが噂のアドセンス狩り対策方法はないの~!?

この記事は、「突然広告表示が制限されてしまったので、一刻も早く何とかして解除したい!」という方のために書いています。

この記事を読むと

  • アドセンス狩りとは何?どういう意味?
  • 広告表示制限を解除するためにはどうしたらいいの?

これらの悩みが解決します。

 

とも。

2021/3/2、ブログ運営歴1年半の頃、実際にアドセンス狩りに会いました。

広告配信が制限され、月4~5桁入っていた広告収入が急にゼロに。
色々なサイトを行ったり来たりして必死に対策した結果、わずか10日で広告配信の制限を解除
その後も再発防止策を徹底し続け、現在までアドセンス狩りには会っていません。

あなたの大事なブログ(資産)を守るためにも、一緒に対策していきましょう。

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アドセンス狩りとは「あなたのブログへの妨害行為」

アドセンス狩りとは、「あなたのブログをBANさせるため、もしくは広告収入を減らすために妨害する行為」のこと。

アドセンス狩りをする人たちは、特定の誰かを貶めようとは考えていません。

要するに、気晴らしに誰でもいいから困らせようとしているわけです。

最低極まりない!!

ちなみに広告の配信が制限されると、以下のようなメールが届きます。

[accordions]

[accordion title=”グーグルからのメール全文“]

【お客様のAdsenseアカウントでの広告配信を制限しました】

お客様

先日、お客様の AdSense アカウントで無効なトラフィックが検出されました。Google ではこの事態を受け、お客様のアカウントでの広告配信を制限いたしました。今後もお客様のサイトのトラフィックは継続的にモニタリングされ、配信制限は Google 側で自動的に見直しおよび更新されます。

この措置が取られた理由
お客様のアカウントにおいて、不正に広告収益をあげる目的と思われる無効なトラフィックが検出されました。ご存知のように、無効なトラフィックは AdSense プログラム ポリシーで固く禁止されています。Google 広告は純粋な興味を抱いたユーザーによってクリックされるものでなければならず、他のユーザーに広告のクリックを依頼することは禁止されています。こうした禁止事項には、サイトのサポートをユーザーに依頼する行為、広告を表示したユーザーに報酬を提供する行為、そうした行為を行う第三者に対して資金提供を約束する行為などが含まれます。さらに、自分の広告をクリックする行為、自動クリックツールやトラフィック ソース、ロボットといった不正な行為を行うソフトウェアを使用することも禁止されています。

不正と判断された行為について詳しい情報をご希望の場合も、そうした情報が Google 独自の検出システムを迂回する目的で使われる可能性があるため、無効な操作に関わった可能性があるユーザーの情報を含め、具体的なアカウント アクティビティに関する情報をサイト運営者様に提供することはできませんのでご了承ください。
なお、今後お客様のアカウントで AdSense プログラム ポリシーの違反が確認された場合、さらなる強制措置が取られるか、アカウントが永久的に無効となることがあります。

対処方法
現在のところ、お客様のアカウントへのアクセスは制限されておりませんので、アカウント単位のこの問題につきましてはポリシー センターで詳細をご確認いただけます。通常、この広告配信の制限がお客様に影響を与える期間は 30 日未満ですが、それ以上となる場合もあります。お客様の広告トラフィックが AdSense プログラム ポリシーに準拠するよう、お早めのご対応をおすすめいたします。何卒ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
よろしくお願いいたします。

Google AdSense チーム

[/accordion]

要約すると、下記のようになります。

「Googleのポリシーに違反する、不正に収入を得るためのクリックが見受けられたので、あなたのブログの広告表示を止めました。遅くても30日以内には何らかの対策をしてください。さもなければ……」

恐ろしいですね。

あなたに思い当たる節がなければ、ほぼ100%アドセンス狩りの仕業でしょう。

アドセンス狩りの手口には、主に以下の2つがあります。

  • 不正に広告を大量クリックすることにより、広告表示制限を狙う
  • アドセンス広告コードを盗み取り、別のサイトに貼り付けポリシー違反でBANさせる

 

多くの場合は、前者の「不正な大量クリック」により広告停止に陥ります。

手当たり次第に広告をクリックするだけなので、やる側も簡単ですからね。

対処法を何も知らないと絶望しますが、大丈夫。

あなたは何も悪いことはしていませんので、きちんとGoogleへ報告することが出来れば、必ず表示制限を解除することが出来ますよ。

【アドセンス狩り対策①】Googleへ報告する証拠を用意しよう

不正をした記憶がないのに広告表示が制限されてしまったら。

まずはGoogleに連絡して、自分の身の潔白を示しましょう。

ただ、無実を証明するためには、それなりの「証拠」が必要となります。

ここから、ブログ分析ツールの1つ「Googleアナリティクス」を使い、不正クリックだとわかる決定的な証拠を探していきましょう。

手順1:Googleアナリティクスを使って不正クリックを見つける

左側にあるメニューバーから、「ユーザー」⇒「地域」⇒さらに「地域」の順でクリック

世界地図の画面が表示されるので、「エクスプローラ」⇒「Adsense」の順でクリック

プルダウンの項目があるので、「AdsenseのCTR」を選択

●AdsenseのCTR(Click Through Rate)とは
クリック率のこと。広告の表示回数に対するクリック回数で算出される。
ex.)ある広告が、表示された100回のうち、3回クリックされた場合
→クリック回数/表示回数 = 3 / 100 = 3%

いよいよ不正の証拠を突き止めていきます。

市区町村」を選択したら、「不正クリックがあったと思われる期間を指定」します。

日付まで詳細に突き止めるため、指定する期間は1週間とすると良いです。

(ここでは例として2021/2/21~2/27の1週間を指定)

期間の指定が出来たら、最後に「AdsenseのCTR」をクリックして、CTRを昇順に並べ替えると…

見つかりました!広告表示回数1回で、CTR700%や900%とありますね。

これはつまり「ページ1回の表示だけで7回・9回広告がクリックされた」ということ。

普段いろいろなサイトを見ている方ならわかると思いますが、サイト内で広告をクリックすることは、基本0、多くて1・2回ではないでしょうか。

10回に迫る勢いで広告をクリックすることなんて、普通に考えたらあり得ないですよね。犯人の尻尾をつかんでやりました。

手順2:実際に不正クリックがあった日にちを調べる

具体的に何日に不正があったか調べるために、以下の手順もやってみましょう。

調べたい市区町村にチェック」したら、「グラフに表示」をクリック。

グラフの表示形式は「」を選択しておくようにしましょう。

こうすることで、CTRの推移をグラフで見ることが出来ます。

怪しいクリックがあった日のグラフは値が飛びぬけていますので、一目瞭然ですね。

 

手順3:Googleへ報告するための証拠としてファイルに書き出す

グラフ表示までしたら、最後に「エクスポート」から「Googleスプレッドシート」に書き出します。

Googleへ報告する際、このスプレッドシートのURLを貼り付けてやることで、証拠がより説得力を増します。

この方法を、不正があったと思われる期間をさかのぼって繰り返します。

  • 「何日に」
  • 「どこの市町村で」
  • 「何回の表示に対して」
  • 「何回のクリックがあったか」

これらを証拠として集めましょう。

【アドセンス狩り対策②】証拠をもってGoogleへ報告しよう

無実を証明するための証拠が集まったところで、いよいよGoogleへ報告します。

報告すべき内容は、主に以下3点。

  • 広告表示が制限されているが、不正クリックによるものだということ
  • 不正クリックが疑われる市区町村の「日付」「市区町村名」「CTR」
  • 上記を確証づけるデータ(GoogleスプレッドシートのURL)

 

不正クリックが疑われた場合の問い合わせフォームが用意されているので、そこから上記内容を報告していきます。

手順1:公式の連絡フォームへ必要事項を入力する

不正クリックが疑われた際に使うGoogle公式のお問合せフォームは以下です。

Google Adsense 無効なクリックの連絡フォーム

画像のようなフォームが開くので、順に必要事項を入力していきましょう。

  • 氏名
  • メールアドレス →アドセンスを使っているアドレス
  • サイト運営者ID →アドセンスの「管理」画面から確認できます
  • 広告コードが表示されているURL →自分のブログURL
  • トピック →「アカウントで発生する通常とは異なる動作をレポートする」
  • クリックが発生した日時 →20xx/xx/xxの形で記載(複数ある場合はある分すべて)
  • 無効なクリックの疑いがあることを示す該当部分 → 後述
  • 不正な操作の原因と考えられる… →未記入でもOK

 

手順2:【コピペOKの記述例あり】不正クリックを証拠とともに報告する

一番重要なのは、最後から2つ目の「無効なクリックの疑いがあることを示す該当部分」です。

ここに不正の証拠と自分の思いをぶつけてやりましょう。

記述例を以下に示しますので、コピペしてご活用ください。もちろん、自分の書きやすいように編集してOKです。

お世話になっております。

先日から、当該サイトでAdsense広告の表示制限が発生している件に関してご連絡させていただきます。不正クリックの可能性のあるデータが見受けられましたので、ご報告いたします。

— CTRが異常に高かったもの —
〇20xx/x/x [市区町村名]  ○回の表示に対して○回のクリック

—↓ レポートは以下リンクからご確認いただけます ↓—
https://docs.google.com/spreadsheets/….

※現在当該サイトでは、プラグインにて不正クリック対策をしております。
これ以上のCTR異常上昇は無いように設定しているほか、不正クリックしたユーザーには、一定期間広告が表示されないようになっております。
今後このようなことが無いよう、監視を徹底してまいります。

お手数をおかけしますが、ご確認いただけますと幸いです。
よろしくお願いいたします。

「レポートは以下リンクから…」の部分には、先程書き出しておいたGoogleスプレッドシートのURLを記載しましょう。複数ある場合には、改行して貼れる限り貼っておきます。

ここまで記入出来たら、願いを込めてフォームを送信しましょう。

無事濡れ衣が晴れたら、勝手に広告表示が戻ってきているはず。その時を待ち続けましょう。

 

手順3:Googleへ報告後も不正クリックの調査・報告を繰り返す

なお、待ち続けている間も毎日GoogleアナリティクスでCTRを調査して、怪しいものが見つかり次第Googleに報告を繰り返しましょう

「きちんと管理されているブログ」と認識してもらえれば、大量クリックは不正によるものだったのだと、きっと分かってもらえます。

私は毎日執拗に報告を繰り返した結果、わずか10日で広告制限が解除されていました。笑

早く対応したもん勝ちです。気づいたら即動き出しましょう。

とも。

Googleの方は忙しいので、何かない限りは返信は返ってきません。笑

返信が無いからといって、焦る必要はありませんよ。

まとめ

アドセンス狩りに会ってしまったときのGoogleへの報告方法について解説してきました。

悪意ある人のせいで、自分のブログの広告表示が制限されてしまうのは非常に腹立たしいことです。

反面、こういった問題があったおかげで、Googleアナリティクスの活用方法が知れたり、普段からブログを管理する癖がついたりと、ブロガーとして成長した面もありますね。汗

 

今回解説した手順に沿ってグーグルに報告をし続ければ、きっと広告制限は解除されます。

アドセンス狩りに負けることなく、強い意志で問い合わせ続けてみてくださいね。

 

また、広告表示制限が解除されたとしても、何も対策をしないままでは、同じようにアドセンス狩りに会うリスクが非常に高いです。

wordpressでは、プラグインを使ってアドセンス狩りの再発防止をすることも可能ですので、その辺はまた別の記事で。

 

長文失礼しました。ブログ運営、頑張りましょう!

 

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