【駆出しフリーランス向け】経費って何?お得なの?よくある困りごとまとめ

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「フリーランスになったけど、そもそも経費が何なのか分からない!」
「節税になるとは聞くけど、具体的に経費の何がいいの?」

フリーランスになるとよく聞く言葉「経費」。

漠然と「経費にすると良さそう、節税になりそう」といったイメージはあるものの、具体的に経費がどういうもので、どうしてお得になるか分からないという方は多いのではないでしょうか。

この記事では、そんな駆出しフリーランスの方に向けて「経費とは何?」といった初歩の内容から「なんで得になるの?」「どこまで経費にしていいの?」といったよくある質問に、まとめて回答していきます!

最後まで読むと、経費との関わり方が分かって、必要以上に税金を払わないで済むようになりますよ!

フリーランスにとって、そもそも経費って何?

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フリーランスの経費って何?

一言でいうと、経費とは「仕事をするうえで必要なものに支払ったお金のこと」です。

この「仕事をするうえで」というのがポイントで、なんでもかんでも経費になるわけではないということ。

例として、Webライターが経費にできるものを挙げるとこんな感じです。

  • 原稿執筆に必要なパソコン、その他周辺機器
  • 取材に使うノート、ペンなどの文房具類
  • 執筆にあたって参考にした書籍(参考文献)

カフェで休憩したときにコーヒー代・趣味で購入した漫画代など、完全にプライベートの支出は経費にできませんので注意しましょう。

経費にする時は「仕事に関係あるかな?」を合言葉に。

節税とは聞くけど、経費にするとどうなるの?何が得なの?

経費にすると何がお得?

まわりの先輩フリーランスを見ると、躍起になって経費を集めていることから「何がそんなにいいんだ…?」と疑問に思う方も少なくないはず。

ズバリ経費の魅力は「経費が多ければ多いほど、納める税金が少なくて済む」という点にあります。

ここでいう「税金」というのは、主に所得税・住民税・国民健康保険税の3つにあたるよ。

税金は売上全体にかかると思いがちですが、実際には「課税所得」と呼ばれる金額にかかっています。

以下は、各種税金の計算方法についてです。すべてに課税所得が関係していることが分かります。

  • 所得税しょとくぜい
    課税所得 × 所得税の税率(5~45%)
    ※税率は課税所得によって変動します。詳しくは国税庁HPへ。
  • 住民税じゅうみんぜい
    課税所得 × 一律10%
    ※上記に加え、課税所得が影響しない分もあります。
  • 国民健康保険税こくみんけんこうほけんぜい
    課税所得 × 健康保険税の税率(地域による)
    ※上記に加え、課税所得が影響しない分もあります。

肝心の課税所得の求め方は以下の通り。

  • 課税所得かぜいしょとく
    年間(1/1~12/31)の売上 - 経費- 各種控除

計算式に「-(マイナス)経費」が入っていることから、同じ売上でも、経費の額が大きくなるほど課税所得が減り、納める税金も少なくなるということがわかります。

これが、フリーランスが揃って経費を重要視している理由!誰だって収入を税金で減らしたくないよね。

ただし忘れてはいけないのが、支払った分は手元の現金が減るということ。節税だからといって普段使わないようなものまで買っていれば、税金は減っても出費がどんどん増え、結局マイナスになってしまいますよ。

経費計上する・しないで納税額をシミュレーション

実際に経費があるのとないのとで、どれくらい税金が変わるの!?というのは気になるところかと思います。

以下の条件で、大まかな納税額をシミュレーションしてみました。

  • 年間の売上:3,500,000円
  • 経費:1,000,000円
  • 各種控除:考慮しないものとする
経費なしの場合

課税所得:3,500,000 - 0 = 3,500,000円


  • 所得税:209,000円
  • 住民税:312,000円
  • 健康保険料:334,000円

→ 合計:855,000円

経費ありの場合

課税所得:3,500,000 - 1,000,000 = 2,500,000円


  • 所得税:107,000円
  • 住民税:212,000円
  • 健康保険料:241,000円

→ 合計:560,000円

(参考:弥生|個人事業主のかんたん税金計算)

経費をしっかり計上した場合とそうでない場合とでは、30万円程度も納税額に差が出ることが分かりました。面倒だからと何もしなければ、年間30万円も国にあげることになってしまいます。

普段から「これは経費にできるかな?」といった意識を忘れずに買い物したいところだね。

自治体や年度によっても税金は変わってくるので、上記シミュレーションはあくまで参考程度にしてください。

経費にしていい基準みたいなものはあるの?

経費に基準はある?

経費として計上するのは大切ですが「どこまで経費にしていいかわからない…」「これは経費でいいの…?」と悩んでしまうことも多いかと思います。

実は、経費としての基準は法律で定められているわけではなく、下記2点のようなふわっとしたものしかありません。

  • 事業に関係しているか?
  • 売上に繋がっているか?

つまり、経費にする・しないを判断するのは自分次第です。

だからといってすべて経費計上すれば絶対にバレます。良心に従って「税務調査で訪問してきた税務署員に対して、経費にした理由をよどみなく説明できるもの」のみを経費とするようにしましょう。

自分の考えだけだと「あれもこれも経費でいいじゃん」と甘くなりがち。家族や同居人の客観的な声を取り入れてみるのもいいかもね。

経費として計上するために最低限必要なもの

経費にするためには、現物だけを見せて「これが経費です!」と説明するだけではいけません。必ず購入した証拠書類が必要になります。

代表的な証拠書類として領収書やレシート・クレジットカード明細等がありますが、いずれも以下の情報が記載されていることが重要です。

  • いつ (when)
  • 誰が or 誰に (who)
  • どこで (where)
  • どんな (what)
  • いくら (how much)

しかし、状況によっては領収書やレシートが受け取れない場合もあるかと思います。そんなときには、100均でも買える「出金伝票」で代用することが可能です。

打ち合わせで電車を利用した時の切符代、自販機で先方に購入した飲料代など、領収書が出ないケースは意外とあるもの。出金伝票に必要な情報を明記しておけば、証拠として使えるよ!

なおこれらの証拠書類は、いつ税務調査が来てもいいように保管が義務付けられています。確定申告のやり方(青色・白色)によって異なりますが、最長7年は取っておかなければいけないので覚えておきましょう。

経費として認められなかったらどうなる?

自分は経費だと思って計上していたけど、税務調査の結果経費として認められなかった…」というケースもあるかと思います。認められなかった経費が悪質だったかそうでないかで、その後の対応は以下2通りに分岐することに。

  • 意図的に水増ししていた経費が見つかった場合
    当然ながら脱税行為となります。高税率の重加算税の請求されたり、最悪逮捕されたりといった可能性もゼロではありません。
  • 税務署員との齟齬そごによって、単純に経費にならなかった場合
    再申告をして、足りなかった税金+少額のペナルティを納めなおすことになります。

節税になるはずの経費によって、ペナルティで追加納税させられたらたまったものじゃありません。虚偽申告はもちろんですが、ギリギリを攻めすぎる経費も考え物です。常識の範囲内で計上していきましょう。

経費以外にも税金対策はたくさんあるよ!健全な方法で節税していきたいね。

経費計上以外の節税対策についても、別途記事を作成する予定です。今しばらくお待ちください。

【まとめ】フリーランスの経費について

フリーランスの経費まとめ

この記事では、駆出しフリーランスが知っておきたい経費について「何が得になるの?」「経費にしていい基準は?」といった悩みに回答してきました。

上手く活用すれば大きな節税効果を生む経費ですが、一歩間違えれば脱税にもなりかねません。仕事に関係のあるものだけを、必ず良心に従って計上していくようにしましょう!

今回「納税」の話がありましたが、フリーランスは税金についての知識が必要不可欠です。その中でも「消費税」に関する内容は以下にまとめていますので、併せてチェックしてみてください。

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