普段は使い捨ての「不織布マスク」。
正しい洗い方をすれば、再利用できるということをご存じですか?

どうしてもマスクが欲しいのに、どこへ行っても売ってない…

ちょっとのお出かけで使ったマスクをすぐ捨てちゃうのはなんかもったいない…
そんな時に、一つのマスクを何度も使えたら非常に便利ですよね。
今回は、クリーニングのプロも推奨している「不織布マスクの正しい洗い方」について解説していきます!
まだ不織布マスクの洗い方を知らない方はもちろん、既に中性洗剤を利用したり、洗濯機・熱湯消毒をして再利用している方もためになるポイント満載となっています!
マスク不足に嘆く前に、ぜひ一度実践してみてくださいね。
参考サイト:株式会社ファッションケアー明和 公式HP
不織布マスクの洗い方は「中性洗剤だけでは不十分」
マスクの洗い方で検索すると、「食器用の中性洗剤で洗う」という情報が多く出てきます。
しかし、中性洗剤だけではマスクについたウイルスを十分に洗い流せないことが分かっています。
ご家庭で不織布マスクを洗う際には、中性洗剤の他に「液体酸素系漂白剤」「除菌アルコール」を使うと非常に効果的だと言われています。
3つの薬液で除菌効果を重ねるということですね。
なお中性洗剤には、まな板やスポンジの除菌が出来るものがあるかと思います。
除菌効果のある中性洗剤を使うとなお効果が期待できますよ。
②液体酸素系漂白剤:除菌・抗菌の他、消臭などの効果あり
③除菌用アルコール:いわゆる次亜塩素酸ナトリウム。さらに除菌効果が期待できる
【簡単3ステップ】不織布マスクの正しい洗い方
中性洗剤、液体酸素系漂白剤、除菌用アルコールの3つの除菌効果を活用した、不織布マスクの正しい洗い方を紹介していきます。
3ステップでお家でも簡単に出来ますので、ぜひ試してみてください。
ステップ1.洗浄液に漬け込んで汚れを落とす
まず初めに、マスクを洗うための洗浄液を準備しましょう。
このとき使うのは、中性洗剤と漂白剤の2種類であることに注意。アルコールはまだ使いません。
ぬるま湯1L程度に対して、中性洗剤4~5滴、漂白剤10cc程度を入れてよくかき混ぜましょう。これだけで洗浄液の完成です。
出来た洗浄液に不織布マスクを2~3分ほど漬け込んでいきましょう。
このとき、マスクに目に見えて汚れが付いていたりするときには、優しく押し洗いをしてもOKです。
間違ってもじゃぶじゃぶと乱暴に洗うことはやめましょう。不織布マスクが機能しなくなってしまいます。
ステップ2.除菌アルコールの塗布する
ステップ1で洗浄液に十分漬け込んだら、取り出して水気をきっていきます。
この時にも、乱暴に水気を切るのは厳禁。手で押したり、軽く絞る程度で十分です。
優しく水気を切ったら、今度は水で軽くすすいで洗浄液を落としていきます。
程々にすすぐことが出来たら、タオルの上に置いて水分を吸い取らせ「除菌アルコール」を数回塗布しましょう。
この除菌アルコールのおかげで、ほとんどの菌を取り除き、さらに綺麗にすることができますよ。
除菌アルコールが手に入らない場合には、以下の材料を混ぜたものを塗布しても同様の効果が期待できます。
①精製水
②エタノール
③「ユーカリ」や「ヒノキ」といった殺菌効果のあるオイル
ステップ3.アイロン用のりスプレーで整える
ステップ2までで、不織布マスクの除菌は終了です。
ですが、このまま乾かしてしまうと、手洗いによって傷んだ不織布マスクは毛羽立ってしまいます。
毛羽立った状態のマスクをつけるのは非常に不快ですので、最後に「アイロン用の糊(のり)スプレー」を吹きかけることで、毛羽立ちを綺麗に整えてあげましょう。
このとき、絶対にアイロンをかけることのないようにしてください。
不織布マスクは熱に耐えられないので、アイロンをかけると溶けてしまいます。
糊スプレーを吹きかけたら、手で軽く押さえてあげる程度で大丈夫です。
形が整ったら、半日ほど陰干しをしてしっかり乾いたら再利用可能となります。
不織布マスクを洗濯機や熱湯で洗ってはいけない
正しい・正しくないにかかわらず、不織布マスクの洗い方には「洗濯機でしっかり汚れを落とす!」だとか「熱湯で煮沸消毒すべし!」だとか、いろいろな情報が飛び交っています。
正しい洗い方で説明した通り、不織布マスクは非常にデリケートです。
洗濯機で洗おうものなら生地がボロボロになってしまい、マスクとして機能しなくなる可能性もあります。
熱湯で煮沸消毒をしようものなら、熱に弱い不織布マスクの繊維は壊れてしまい、溶けてしまうなんてことにもなりかねません。
ご自宅で不織布マスクを洗う際には、「優しく丁寧に扱う」ことを念頭に、前述した通り「ぬるま湯で手洗い」してあげるようにしましょう。
【注意】不織布マスクは正しい洗い方をしても機能は低下する
不織布マスクの正しい洗い方を説明してきました。
残念ながら、洗濯機や熱湯などの適切でない洗い方を避けて優しく洗ったとしても、やはり一度洗った不織布マスクの機能は低下してしまいます。
自分の飛沫を他人へまき散らさないようにする点では、再利用した不織布マスクも効果的ですが、ウイルスの侵入を防ぐという点では期待できないかもしれません。
今回紹介した不織布マスクの洗い方は、「どうしてもマスクが手に入らない!」というときの最後の策として使うようにし、可能な限り新品のマスクを購入して対策するようにしましょう。
店頭ではなかなか手に入らなくても、オンラインショップでは購入できるところも増えてきているみたいですよ。
送料無料のキャンペーンなどもやっていますので、ぜひチェックしてみてくださいね!
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。