「じゃんけんポイポイどっち出すの こっち出すの!」
小さい頃、一度はこのような手遊びをしたことがあるかと思います。
ほとんどの方が「こっち出すの!」で、じゃんけんと同じように
勝敗を決まり、そこで遊び終わっていたのではないでしょうか?
実はこの「じゃんけんポイポイ」、これで終わりではなく続きがあったのです。
今回は、そんな「じゃんけんポイポイ」の本当の遊び方を紹介していきます!
また、この遊びは各地域で微妙に掛け声やルールが違っていたりと、
地域ごとの面白さがあることを発見したので、合わせてそちらも解説していきますね!
「じゃんけんポイポイ」だと思っていた遊び、他の地域では呼び方が全然違うかも?
じゃんけんポイポイの正式名称は「ビームフラッシュ」
皆さんが「じゃんけんポイポイ」だと思っていた遊び、正式名称は
何と「ビームフラッシュ」という名前だったのですね。
このビームフラッシュという言葉がどこから来たかというと、あの有名なアニメ
「ウルトラマン」シリーズの必殺技からです。
じゃんけんから派生したといわれるこの手遊び。
おそらくウルトラマンが流行った1960年代後半に考案されたのでしょうね。
子供たちにとって、ヒーローの必殺技というのは本当にかっこいいもので、
遊びに取り入れたくなるのも納得です。笑
「じゃんけんポイポイ」は2部構成の遊びだった
「じゃんけんポイポイ」でじゃんけんの勝敗を決めて終わり、という方
多くいらっしゃるかと思います。
実はビームフラッシュは「じゃんけん部」と「ポーズ部」の2部構成で出来たゲームなのです!
それでは、各部の遊び方を紹介していきます。
「じゃんけん部」の遊び方
①「じゃんけんポイポイ どっち出すの」の「ポイ」の掛け声と一緒に
両手でじゃんけんの手を出して構える
②「こっち出すの」の掛け声でどちらかの手を出し、勝敗を決める
勝った方が親、負けた方が子となる
③親が「あんた馬鹿ね」の掛け声をかけ、じゃんけん部終了。
※あいこだった場合には「あいこでポイポイ」の掛け声で、同じ要領で繰り返す。
「ポーズ部」の遊び方
④「ビームフラッシュ!」の掛け声とともに二人でポーズをとる。
二人が同じポーズをとれば「親の勝ち」
子が親と違うポーズをとれば「子の勝ち」となる。
●ポーズ部のジェスチャーの種類(この限りではない)
1.ウルトラマンの「スペシウム光線」
⇒右肩の前あたりで、右腕を縦、左腕を横にして十字に交差させる。
2.ウルトラセブンの「エメリウム光線」
⇒両手を閉じた「チョキ」の形にし、敬礼の要領で眉間に持っていく。
3.ウルトラセブンの「ワイドショット」
⇒右腕は縦、左腕を横向きにする。右腕の肘に、横向きにした左手を添える形。
各地域でご当地「じゃんけんポイポイ」がある
ビームフラッシュのじゃんけん部の掛け声「じゃんけんポイポイ」の部分は
実は各地域で微妙に違うことがわかっています。
県外の人とやるときは「なんだその掛け声!?」となることがあるかもしれませんね。
●じゃんけんホイホイどっち隠す こっち隠す (関西地方など)
●じゃんけんポッポ どっちか変えて どっちかひっこめる (愛知県など)
●じゃんけんポイポイどっち出すの こっち出すの (東京など)
●じゃんけんしっしっ どっち出すの こっちだすの (沖縄)
●あいけんちっちーどっち引くの こっち引くの (三重など)
●じゃんけんホイホイ一個変えて 一個出して (長崎など)
まとめ ~昔の手遊びは面白い~
いかがでしたでしょうか?
年を取るにつれて遊ぶ機会もなくなるこういった「手遊び」。
「こんなルールがあったの!?」と驚くことも少なくありませんね。笑
ご当地による掛け声の違いも、非常に興味深いものだと思います。
あなたの地域ではどんな掛け声で遊んでいましたか?
ぜひこの機会に、近くの人と遊んでみてください!
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
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