皆さんは、ドラムと聞くとどんな印象をお持ちですか?
「絶対難しそう…俺には無理だ」
「手足ばらばらに動かすなんて人間の動きじゃない…」
そんな声が聞こえてきそうですね笑
今回は、ドラム経験10年以上の私が、まず覚えるべきドラムのビート
「ダンスビート」について、徹底解説していきたいと思います。
ドラムが難しいと思っている人も、ちょっと練習すればすぐできるようになる
簡単なのにとってもノリやすいビートですので、ぜひ覚えてみてください!
ダンスビートってどんなビート?
解説に入る前に、まずダンスビートとはどんなものかを紹介します。
完成系を知っておくことで、目標も明確になりますからね!
上記参考動画の、33秒あたりから始まる「ド・ツー・タ・ツー」というリズムが
一般的にダンスピートと呼ばれるものになります。
思わず体を揺らしたくなるような、ノリノリなビートではないでしょうか?
楽譜で書くとこんな感じです。
流行りの音楽でもこのビートは大変有名かつ万能で、
非常に多くのアーティストさんが用いています!
↓↓ back number 「青い春」 ↓↓
イントロからそれらしいリズム。
サビからはしっかりダンスビートが使われていますね!
↓↓ KANA-BOON 「ないものねだり」 ↓↓
KANA-BOONは、ダンスビートを多用していますね。
この有名な「ないものねだり」も、知らず知らずのうちにノっていませんでしたか?笑
上記の楽曲はほんの一例ですが、ダンスビートの便利さ・ノりの良さは
きっとわかっていただけたことと思います。
紹介した曲ではその他のかっこいいリズムも入っていますが、今回は先ほども言った
「ド・ツー・タ・ツー」というリズムができるように練習していきましょう!
ダンスビートへの道のり①:足編
それでは、ダンスビートについて一つ一つ解説していきます。
始めは「足」の動きについてですね。
ドラムは、右足・左足が別々に動くことが多いため難しいのですが、
このダンスビートはなんと両足同じ動きなのです!
楽譜でいうとこのような動き。
右足(バスドラムといいます)が下の方の音符
左足(ハイハットといいます)が上の方の音符 となっています。
ハイハットは本来叩くことで「ツ・ツ」という音が鳴りますが、踏み込むことでも同じような音が鳴るのです!
上記画像がハイハット。
重なった2枚のシンバルは開くことができ、踏み込むことで閉じます。
これを踏まえて楽譜を見てみると、両方の音符が同じ位置にあることがわかりますね。
つまりダンスビートの時の足の動きは、両足同時に上げ下げするだけ!
足の動きは難しく考えず、メトロノームの音に合わせて両足を踏み込んでくださいね。
ダンスビートへの道のり②:手編
次は「手」の動きを見ていきましょう。
右手と左手は違う動きになりますが、ぜひ気楽に取り組んでみてくださいね。
動きを一言で簡単に説明すると、以下の通り。
〇左手(スネアドラム):足を偶数回踏み込んだときに叩く
難しく感じますか?大丈夫!
特別なことは何もしていませんので、ひとつひとつこなしていきましょう。
右手(ハイハット)ですが、ダンスビート特有のリズム
「ド・ツー・タ・ツー」の「ツー」の部分にあたります。
ちなみに、足による音は「ド(タ)」の部分ですね。
この文面でもわかる通り、足と右手は同時に鳴りません。
足⇒右手⇒足⇒右手 という順番になりますので、まずこの形を覚えましょう!
ちなみに、左手を入れないと「ド・ツー・ド・ツー」という音になるかと思います。
リズムを一つの音として、耳で覚えるのもおすすめですよ。
左手(スネアドラム)ですが、「ド・ツー・タ・ツー」の「タ」の部分にあたります。
足は、基本的に「1、2、3、4」のリズムで踏み込んでいると思いますので、
左手は、偶数「2、4」のときだけ叩きましょう!
ちなみに、右手と左手も同時に叩くことはありませんので、
そのことも頭の片隅に入れておくといいかと思います。
まとめ
これまで解説してきたことを復習しましょう!
・足(バスドラム)と右手(ハイハット)が一緒になることはない
・右手(ハイハット)と左手(スネアドラム)が一緒になることはない
・足⇒右手⇒足&左手⇒右手 の順で叩けば完成!
いかがでしょうか。
ドラムは「両手両足ばらばらに動く」というイメージがあり
それによって難しいと感じることが多いと思いますが、
ダンスビートの擬音「ド・ツー・タ・ツー」といったように
一つの音として考えると、少しは取り組みやすいかもしれませんね!
最初はゆっくりのテンポからで大丈夫です。
ぜひ焦らずに挑戦してみてください!
ここまでご覧くださり、ありがとうございました。
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