アコギ初心者「アコギ初心者がやるべき練習を知りたい。アコギを買ったものの、何から手を付けていいか分からずに困ってる…
出来るだけ最短でうまくなるために、初心者のうちに必ずやっておくべき練習方法があれば知りたいです。」
この記事は、こういった悩みを解消します。
この記事を書いている私は、アコースティックギター歴4年です。
本による独学の他、バンドのギター友達から教えてもらう・大手楽器屋のスクールに通う等の経験を積んできました。
現在は音楽SNSアプリnanaにて、アコギを使った伴奏音源をあげたりしており、総再生回数は2万回以上です。
アコギ初心者がやっておくべき練習は【単音弾き】です
結論から言うと、アコギ初心者がまずやっておくべき練習は【単音弾き】です。
なぜなら、コード(指の形)を覚えたとしても、弦をしっかり押さえられていなければ綺麗な音は鳴らないからですね。
一弦一弦正確に押さえられるようになるためにも、初心者のうちに単音弾きをマスターしておくことは非常に重要だということです。
単音弾きの練習で効果的なのは、まずは「ドレミファソラシドをオルタネイトピッキングで弾く」こと。
ーーオルタネイトピッキングとはーー
上から下・下から上・上から下・下から上…と、交互に弦を弾くこと
これを練習することで、正確に弦を「押さえる」技術に加えて、正確に弦を「弾く」技術も同時に身に付きます。
後述しますが、この「弾く技術」は非常に重要になりますので、覚えておいてください。
楽譜は以下の通り。
タブ譜で書いていますが、簡単な読み方解説も入れております。
譜面を見てもらうとわかる通り、「ドレミファソラシド」といっても一つではありませんし、押さえる位置によって難易度も変わってきます。
覚えるべき4つのドレミを譜面にしましたので、難易度の低いものから挑戦してみてください。
最初はゆっくり・かつ手元を見て弾いても全く問題ありません。
この練習で一番大切なのは、「弦をしっかり押さえて綺麗な音を鳴らすこと」です。
慣れて来たら、メトロノームを付けて一定のリズムで練習するとなお良しです。
早いうちにリズム感を付けておくと、弾き語りでも絶対有利。
よくある質問:しっかり弦を押さえているのに綺麗な音が鳴らない
弦をしっかり押さえてるはずなのに、綺麗な音が鳴らない!なんか「ビビビ」ってなるんだけど…
アコギ初心者の方でよくある質問です。
この弦がビビビとなってしまう現象を、よく「弦がビビる」と言います。
弦がビビってしまう原因としては2つ。
押さえる指に力が入りすぎているか、押さえる位置が悪いことです。特に後者が多いかと思います。
フレットとフレットの間を押さえるかと思いますが、この押さえる場所によって鳴り方が大きく変わるからですね。
より下のフレットに近い位置を押さえると、弦がビビらずに綺麗に鳴らすことができます。
ですが、最初の頃は弦を押さえるだけでも指がしんどいかと思いますので、意識だけでもしっかり持つように心がければOKです。
アコギ初心者が最短で上達するために覚えるべきは【C・F・Gコード】
「アコギ初心者は単音弾きを練習するべき」という話をしてきましたが、弾き語りをしようと考えている方は、コードの練習も避けては通れません。
単音弾きがある程度出来てきた方は、少しずつコードの練習も始めていきましょう。
アコギ初心者が最短で上達するために覚えるコードは、圧倒的に【C・F・G】の3コードです。
これからアコギで弾き語りをしていくためには非常に重要なコードですので、まずはこの3つをマスターしてしまいましょう。
下記の記事にて、指板図を用いた押さえ方の解説から、初心者によくある「Fコードの壁」についても紹介しています。
アコギ初心者は右手の練習をおろそかにしてはいけない
アコギ初心者は、コード練習などの「左手の練習」に特に力を入れがちだが、本当に練習するべきは「右手」です。
賛否両論あるかとおもいますが、圧倒的に繊細な技術が求められるのは右手だからです。
どっちも中途半端な最初のうちはわからないかもしれませんが、ストロークはもちろん、一弦一弦ずつ正確に弾く右手というのは想像以上にハードです。
多少例外はあれど、実際に音を鳴らすのは紛れもなく「右手」。
どんなに上手く押弦しても、音を鳴らす右手が練習不足であれば、初心者丸出しの演奏になることは避けられません。
ジャカジャカとかき鳴らしたい気持ちはとても分かりますが、しっかり上達したいのであれば、ストローク・アルペジオなどの「右手の練習」を、必ず取り入れるようにしましょう。
体験談:右手の練習をおろそかにしてしまった結果
私は比較的早い段階でコードは覚えて、コードチェンジに関してもスムーズにできるようになりました。
個人的に左利きだったということもありますが、「ストローク(右手)は左手より簡単でしょ、ノリで出来るだろう」と完全になめていました。
その結果、4年もアコギの経験を積んで、だいぶ上達してきた今でも、高速ストロークはおろか、基礎的なアルペジオですら時々引っかかる始末。
本当に後悔しているので、この記事を読んでくださっているあなたに同じ後悔をしてもらいたくなかったので、この体験談を書きました。
今回は以上です。
出来るだけ遠回りせず、今回紹介した基礎的な練習をまずは身に着けるように努力しましょう。
素敵なアコギライフを送ってくださいね。
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