「会社を辞めてフリーランスになりたいんだけど、辞める前にやっておくべきことってあるの?」
「スムーズにフリーランスをスタートするために、知っておくと役立つ情報とかを教えてほしい!」
こんな疑問を解消します!
この記事の結論!
- 会社を辞める前に家計は見直しておく
- クレジットカードや賃貸といった信用に関わる準備は済ませる
- 確定申告に向けて、会計ソフトを導入しておく
- フリーランスと税金について、書籍で知識を蓄える
会社に縛られない自由な働き方として注目を集めているフリーランス。
フリーランスになれば、毎日早起きして渋滞に巻き込まれながら通勤することも、会社でやりたくもない仕事をすることも、やたら多い会議に出席する必要もなくなります。
そんな魅力的なフリーランスですが、会社に守られない以上、己の知識勝負の世界です。「知っていなかった」では済まされないことがたくさんあります。
この記事では、これからフリーランスになろうと考えている人に向けて「フリーランスになる前に必ず知っておきたい・やっておきたいこと」を7つにまとめました。最後まで内容を理解すれば、フリーランスとしてスタートダッシュを切れるはず。
現役フリーランスの私が「やっておいて本当に良かった!」と思う内容を厳選してまとめています。いずれ会社を辞めてフリーランスとして活動したい方、必見です!
会社員からフリーランスになると変わること
会社員とフリーランスは、働き方が違うだけでなく、生活に関わるさまざまな面でも異なります。いざ会社を辞めたときにアタフタしないよう、どんな違いがあるかを事前に理解しておきましょう。
ここでは、会社員とフリーランスで特に大きく変わる事柄を3つご紹介します。
1.社会的信用が地に落ちる
まず第一がこれ。会社勤めだったころの信用は、フリーランスになることで一気にほぼゼロまで急降下します。
インフルエンサーでもない限り、個人というのは何か特別な力を持っているわけではありません。今までは「会社」というブランドに守られていただけ。
フリーランスになったら、基本的に「信用はイチから積み上げ直し」だということを肝に命じておきましょう。
今まで普通にできていたことも、フリーランスになると笑えるくらい門前払いされることがよくあります。
2.収入が不安定になる
フリーランスは、会社員のような「毎月安定した収入」がなくなります。というのも、自分で仕事を取らなければ収入は入ってきませんし、お客さんや仕事の規模によって報酬額もバラバラだから。
フリーランスになったら「毎月30万くらい収入があるから、いくら使って、いくら貯金しよう」といった計画を立てるのは非常に難しくなることを覚えておきましょう。
その代わり、頑張れば頑張った分だけ収入に反映されます!個人で会社員以上稼ぐことが普通にできる世界です。
3.【確定申告】経理を自分でやらないといけない
フリーランスになった方が口を揃えて言うのが「確定申告が大変!!」ということ。
会社員は自分の担当の仕事さえしていれば、自動で給与から各種税金が天引きされ、源泉徴収され、年末調整が実施されます。フリーランスは、こういった経理処理まですべて自分でやらなくてはいけません。
簿記の知識等が必要になり大変ですが、確定申告で「個人でも収入を得ています」ということを報告できれば、地に落ちた社会的信頼の復活にもつながります。
今は便利な会計ソフトも豊富にあるため、ある程度は楽できます!うまく活用しましょう。
私は「やよいの青色申告オンライン」を使っています。初年度無料なので、独立したてにはありがたい…
フリーランスを目指して会社を辞める前にすること
先述してきた通り、フリーランスは決して楽な道ではないため、事前にしっかり準備をしておかないと最悪破産しかねません。
ノリと勢いで会社を辞めてしまう前に、最低限以下の4つは実践しておくと安心です。
1.クレジットカードの作成・賃貸契約
社会的信用が著しく低いフリーランスは、審査のある物事に非常に弱いです。
中でも「クレジットカード」と「賃貸契約」は、収入の安定を審査条件にしている場合が多いため、必ず会社員のうちに用意しておきましょう!
私はメインバンクが楽天銀行だったため、楽天カードを作りました。紐づけが簡単だったり、各種支払いでポイントが貯まったりとメリットが豊富です。
楽天銀行は事業口座も無料で開設できるので、フリーランスとの相性は良いです。楽天でまとめるの、おすすめ。
フリーランスになる前に各種契約を忘れてしまったときは
しまった…諸々準備する前にフリーランスになってしまった…!
事前にやるべきことがわからず、何も準備をしないまま会社をやめてしまった方もいらっしゃるかもしれません。
昨今はフリーランスに対する認識も変わってきており、依然として審査は厳しいですが各種契約を行う手段はゼロではありません。以下を参考に、あきらめず手続きを続けてみてください。
【フリーランスになった後にクレジットカードを作りたい場合】
→学生や主婦層をターゲットとしており審査が優しい「イオンカード」を狙う
【フリーランスになった後に賃貸契約をしたい場合】
→フリーランスに理解のある賃貸サイトを活用する。(フリーランス不動産など)
私も独立1か月程度でイオンカードに申し込みましたが、しっかり審査通りました。イオンは低収入世帯に優しい印象です。
2.家計の見直し
フリーランスは収入が不安定ですので、無駄な出費を繰り返しているとあっという間に貯金が尽きます。支出をしっかりと把握して、家計を見直しておくのがおすすめです!
フリーランスになってしまうと家計を見直している時間なんてないに等しいので、会社員のうちに最低限以下の事項を確認しておきましょう!
- 毎月のやりくり費(食費・日用品費等)はいくらか?
- 持っているクレジットカードの支出は全部把握しているか?
- 口座やカードから、身に覚えのない引き落としがされていないか?
- 使っていないサブスクをなんとなくで契約し続けていないか?
- 半年ほど仕事がなくなったとしても生活できる貯金があるか?
フリーランスは、ずっとお金の不安が付きまといます。「いくら稼げば生活していけるの…?」なんて状態で仕事をしていては、良いパフォーマンスは出せません。
必ず現状の支出を把握し、可能であれば削減も図りましょう。稼ぐべき金額が明確になれば、精神の安定にもつながり、フリーランス生活をより楽しめますよ!
独立のための貯金目安は「生活費半年分程度」と言われています。まずは自分が毎月どれくらい使っているか把握しましょう!
3.会計ソフトの比較・検討・導入
会計ソフトは「個人で確定申告をしよう!」と考えている人の強い味方です。
会計初心者が、節税率の高い「青色申告」をするには、会計ソフトがなければ何をしたらいいのか全くわからないかと思います。
以下に代表的な会計ソフト3つを挙げます。それぞれ無料トライアル期間が設けられていますので、まずは実際に触ってみて自分に合っていると思ったものを選びましょう!
それぞれの特徴をざっくりまとめると、以下の通りです。
使い心地は人それぞれですから、まずは触ってみるのが良いかと思います。
各会計ソフトの詳細や比較情報のほか、無料でも使える4つめの会計ソフトについて知りたい方は、以下の記事もチェックしてみてください。
(準備中:【無料あり】会計ソフトはどれを使ったらいい?4種比較してみた)
4.フリーランスになる人に向けた書籍を読む
フリーランスになると、基本的に孤独で、頼れるのは自分だけです。
知らずのうちに失敗してしまわないよう、書籍で知識武装しておくことを強くおすすめします!
書籍なら、セミナーや勉強会に参加するより安く済みます!自分の好きな時間に取り組めるのもいいところですね。
「どんな知識を身に着けておいたらいいかわからない!」という方は、最低でも「フリーランスについて」「税金について」の2つに関する勉強は必ずやっておきましょう。
私がフリーランスになることを決意してから活用した本の中で、特におすすめなのが以下の3冊です。
「勉強にあんまりお金かけたくないなぁ…」という方は「まんがで分かる フリーランス お金の教科書」がおすすめです。
なんとAmazonのkindle unlimitedの対象になっていますので、加入者なら無料で読めちゃいます。もちろん内容も盛りだくさんで、フリーランスになるために準備すべきこと、確定申告のこと等、マンガで非常に分かりやすくまとめてあります。
私は会社のお昼休み等を活用して、4周ほど読みこんだと思います…。それくらい読みやすく、頭にも入ってきやすい内容でした!
kindle unlimitedには他にも役に立つ書籍がたくさんあるうえ、初めて利用する方は1か月無料体験が可能です!無料で使える間に、どんな本があるのか探してみるのもおすすめですよ。
もちろんお金に余裕があれば、残りのおすすめ2冊もぜひ手に取ってみてください!
- 【お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが 税金で損しない方法を教えてください!】
→Amazonでベストセラーになるほどフリーランスに選ばれており、いわゆるバイブル。漫画でサクッと読めます。 - 【世界一やさしい フリーランスの教科書1年生】
→先輩フリーランスへのインタビューなども豊富に掲載されており、自分がどんなフリーランスとして働いていくのか、イメージが付きやすくなります。
【まとめ】会社員のうちに準備して、スムーズにフリーランスへ!
この記事では「会社員からフリーランスになると大きく変わること3つ」と「会社を辞める前にやっておきたいこと4つ」について、私の実体験も踏まえながら解説してきました。
この記事の結論!
- 会社を辞める前に家計は見直しておく
- クレジットカードや賃貸といった信用に関わる準備は済ませる
- 確定申告に向けて、会計ソフトを導入しておく
- フリーランスと税金について、書籍で知識を蓄える
苦手な人付き合いも、面倒な会議もしなくていいフリーランスは、本当に楽しい生き方だと私は思います。
そんな日々を気持ちよく始めるためにも、ご紹介したような内容をコツコツと準備しておくのが本当に大事です。
会社をやめたら即事業開始…の前に、必ずやっておきたいことがいくつかあります。
フリーランスになる前の「開業準備」については以下の記事で解説していますので、ぜひチェックしてみてください。
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