アコギ初心者「アコギを買ったけど、コードが多すぎて何から覚えていいか分からない…。
アコギ初心者がまず覚えるべきコードがあれば知りたいな。」
こういった悩みに答えます。
この記事を書いている私は、アコースティックギター歴4年です。
本による独学の他、バンドのギター友達から教えてもらう・大手楽器屋スクールに通う等の経験を積んできました。
また音楽SNSアプリ「nana」にて、アコギ伴奏音源を出しており、総再生回数は2万回以上です。
アコギ初心者が覚えるべきコードは【C・F・G】です
結論から言うと、アコギ初心者がまず覚えるべきコードは、圧倒的に【C・F・G】の3つです。
なぜなら、今世の中に存在している楽曲のほぼすべてに、この3つのコードが使われているからです。
せっかくコードを覚えるなら、いろいろな曲に使えるいわゆる「コスパがいい」ものを覚えた方が、省エネですし、楽ですよね。
どんな楽曲に【C・F・G】コードが使われているか
初心者がまず【C・F・G】の3つのコードを覚えるべきだといっても、本当に便利なコードなのか疑問ですよね。
具体例として、実際にこの3つのコードが使われている楽曲を紹介します。
ひとつめに、スピッツの「チェリー」。
ほぼ楽曲全体にC・F・Gが散りばめられています。もともと使用コード数が少ない楽曲ということもありますが、この3コードを覚えるだけで、ほぼチェリーは弾けるようになったと言っても過言ではありません。
古い楽曲ですが、今でも人気曲ランキング上位に入るほど有名曲です。
ちなみに、アコギ初心者の登竜門的楽曲になっています。
もうひとつは、あいみょんの「マリーゴールド」。
この曲も、AメロBメロからサビまで、C・F・Gがふんだんに使用されています。
サビに関しては、この3コード+1つ覚えてしまえば、4つのコードで全部弾くことが出来るほどです。
2020年現在、人気の高い楽曲にもたくさん使われている【C・F・G】コード。
その重要性がお分かりいただけるかと思います。
Cコードの押さえ方
Cコードの押さえ方は、下の画像の通り。
図の一番下の線が、ギターの6弦(一番太い弦)と思ってください。
あなたがギターを構えた時に、一番近い弦ですね。
Cコードは、左手でネックを握る(グーにする)イメージを持つと、押さえやすいと思います。
6弦は✖マークで「弾かない」となっていますが、実際には「ミュート状態」にする必要があります。
グーのように握ることで親指が指板側へ出てくるはずですので、その親指で6弦に軽く触れておくと、弾いても音が鳴らないように(ミュート)できます。
Gコードの押さえ方
Gコードの押さえ方は、以下の画像の通り。
Cコードと違って小指を使うコードとなっていますので、少々苦戦することと思います。
大切なのは、薬指と小指の間のストレッチですね。
毎日練習するほか、日ごろから指の間のストレッチをしておくと、段々自然と開くようになってきます。お風呂上りがオススメ。
また、Cコードと違い6弦ミュートの必要がないので、ネックを握る形はそこまで意識しなくて大丈夫。
手首を返して、指板全体を指で覆うような形を意識するといいと思います。
小指がなかなか広がらないんだけど…
人差し指・中指・薬指で押さえちゃダメなの?
こんな疑問をよく聞きます。
結論から言うと、まったくダメだということはありません。
しかし、これからいろいろな楽曲を弾いていく中で、小指を使った押さえ方の方が他のコードへの移行「コードチェンジ」がしやすいというメリットがあります。
指を柔らかくするためにも、可能であれば前者の押さえ方を覚えた方が今後のためになりますよ。
よくある質問:Fコードって難しいんじゃないの?
Fコードって、「アコギ初心者の壁」ってよく聞くけど…いきなり覚えられるの?難しいんじゃないの?
こんな疑問もあるかと思います。
その通り、正直Fコードは初心者には非常に難しいコードです。
というのも、Fコードは「セーハ」という押さえ方を使用しており、アコギに慣れていない方はおさえるだけでも困難なのです。
実際Fコードが出来なくてアコギを挫折した友達を何人も見ています。
ですが、これからアコギを弾いていく中で、セーハは避けては通れない道なのです。
なぜなら、どんな楽曲を弾くにしても、ほぼセーハを使うコードは出てきてしまうからですね。
Fコード以外には、「Bm(ビーマイナー)」「Gm7(ジーマイナーセブンス)」などのコードにセーハが使われます。
こういった理由から、Fコードは初心者には確かに難しいですが、練習しておく必要があるということです。
そんなFコードですが、実はセーハを使わないで鳴らす方法もあります。
アコギには「押さえ方は違うけど(ほぼ)同じ音が鳴る」ということがたくさんあるのです。それの一種。
Fコードは少し難しいこともあり、別記事にて詳細に解説しています。
簡単なFコードの押さえ方もこちらの記事で紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
今後のためにセーハの練習をしながらも、たまには簡易版Fコードを使って弾き語りを楽しむのも悪くないですね。
何事も楽しくなければ続かないものです。適度に息抜きしながら練習していきましょう。
アコギ初心者は【曲のボキャブラリ】を増やすと早く成長します
ここまで初心者が覚えるべきコードとして【C・F・G】を紹介してきました。
しかし結論からいうと、「コードを覚える」というより「曲のボキャブラリを増やす」方が正義です。
その理由としては、いろいろな曲に挑戦していくと、その曲ごとに違ったコードが出てくるので、必然的にそこでそのコードを覚えないといけないからですね。
そういう意味では、自分の好きな楽曲でチャレンジした方が、楽しく練習ができます。
「良く使うコードを覚える」も悪くないですが、やっぱり「自分が弾きたい曲を練習する⇒その中で出てきたコードを覚える」を繰り返した方が、練習への熱も入りますし、結果的にいろいろなコードを覚えることができるのでおすすめです。
私も学生時代、アコギを買いたてのときは、何から練習すればいいか全くわからず、とりあえず教則本に書いてある通り順番にコードを練習していました。(C・G・D…みたいな)
しかしやっぱりそれではつまらなくて、実際2か月ほどアコギを弾かなくなってしまいましたね。
私は別に「コードの練習がしたくてアコギを買ったわけじゃない」のです。
「同じバンドのギターの人のように、人前でバンバン演奏出来たらかっこいいだろうな」
「好きなバンドの曲を弾き語りできたら楽しいだろうな」
こういった思いがあってアコギ購入に至ったわけですよね。
思いに違いはあれど、これを読んでいる皆さんも「コード練習のため」にアコギを買ったわけではないはずです。
ぜひ自分の好きな曲から練習を始めて、「曲のボキャブラリ」と並行してコードを覚えていきましょう。
今回の記事は以上です。
ぜひ楽しいアコギライフを送ってくださいね。
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