街中でもよく目にする小鳥「スズメ」。
いっぱい飛んでいるにも関わらず、その巣が一体どこにあるかは
意外とわからないのではないでしょうか。
今回はそんな疑問を解消するべく、スズメは巣を作るのか?というところから
作るとしたらどんな場所に巣を作るのか?というところまで解説していきます!
日常のちょっとした疑問を解消していきましょう。
スズメもヒナの成長のために巣を作っている
巣を作らず、ひたすらいろいろなところを飛び回っているように見えるスズメですが
もちろん自分の子供(ヒナ)を育てるために巣は作っているのですね。
スズメの繁殖期は春~夏(2月~9月)にかけてと言われています。
この頃になるとヒナがたくさん生まれてきますので、巣が必要になるのです。
その中で巣をつくる期間は、春先の3月~5月あたり。
冬が明けて暖かくなることで、ヒナのエサとなる虫が活動し出すからですね。
スズメは天敵が来なければ意外な場所にも巣を作る
スズメももちろん生き物ですので、自分のヒナをしっかりと育て上げて
これから先も子孫を残していく必要があります。
そのためスズメは、天敵が近寄らない安全なところ
人の手が届かない高い場所・ほかの動物に襲われない狭い場所などに
巣を作っているのです。
具体的な場所でいうと、シャッターで守られる「車庫の中」や、
狭所の代表とも言える「換気扇の中」などですね。
ちょっとした隙間があれば、スズメの体の小ささを活かして巣を作るので
家のまわりでも目にすることが多いということです。
実はスズメの巣は縁起が良い
スズメの巣を換気扇の中や雨どいなどに作られてしまい
「ヒナの鳴き声がうるさい!」「家のまわりの糞が気になる…」と
悩まれる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、実はツバメの巣が作ると縁起が良いのと同じように
スズメが家に巣を作ることも非常に縁起が良いことなのです。
昔は、スズメは天皇への献上物とされるくらいありがたいものとして扱われていたと言われています。
実は家内安全・子孫繁栄の他、家の厄払いをしてくれるという意味も持っており
スズメの巣が家にあることは大変縁起のいいことだとわかりますね。
邪魔だからといって自分で勝手に駆除しようとすることだけは絶対にやめてください。
卵があったりヒナがいる状態で勝手に撤去してしまうと鳥獣保護法違反となってしまうのです。
もしスズメの巣の撤去を希望する場合には、事前に市町村へ相談をするようにしましょう。
まとめ
スズメは巣を作るのか、また作る場所はどこかという説明をしてきました。
巣がないように思えるだけで、実は家の周りなど
スズメは意外と身近なところに巣を作っていることがお分かりいただけたかと思います。
鳴き声や糞に悩まされることもあるかもしれませんが、説明した通り
スズメは非常に縁起のいい鳥とされています。
もし近くにスズメが巣を作った際には、ぜひ広い心をもって
ヒナの成長を親スズメと一緒に見守っても楽しいかもしれませんよ!
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
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