- どうすればWebライターになれるの?始め方を教えて!
- 未経験でもWebライターとして仕事していける?
このような悩みを解消していきます。
- 「書籍で学習→ブログで練習→クラウドソーシングで実践」が王道の流れ
- 初心者のうちは「信頼面」でライバルと差をつけよう
- ブログ運営はライター業に必ず活きる。ぜひ並行して取り組もう
副業としても人気の高いWebライターですが「実際どうやって始めたらいいの?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
この記事ではWebライターの始め方6ステップについて、完全未経験からでも出来るように一つずつ詳細に解説していきます!
Webライターとしてさらにスキルアップする方法や、ライバルとの差別化を図るコツについてもまとめています。読みながら実践していけば、迷わずWebライターの1歩目を踏み出せますよ!
現役Webライターの筆者が解説していきます。私もこの方法を実践したことで、開業初月から20万以上稼ぐことができましたよ!
【6ステップ】Webライターの始め方
早速Webライターの始め方6ステップをご紹介していきます。Webライターは、数ある副業の中でも特に挑戦しやすく、なおかつ稼ぎやすいのが魅力です。
遠回りせずにWebライターとしてのキャリアを歩み始めるためにも、ここで紹介するステップを一つずつ踏んでいってみてください。
①パソコンとネット環境の確保
何はともあれ、執筆作業を開始するためにもパソコン・ネット環境を用意しましょう。これさえあれば、ひとまずはWebライターとしての活動を始めることができます。
パソコンを選ぶときのポイントは主に7つ。下記条件を満たすものを選べば、Webライター業で困ることはまずないでしょう。
- 種類:ノートパソコン
- CPU:Corei5/Ryzen5以上
- メモリ:8GB以上
- ストレージ:SSD256GB以上
- 画面サイズ:13~15インチ目安
- 重量:1.3~1.5kg目安
- バッテリー:6~8時間目安
数ある中から1台おすすめするとしたら「Lenovo IdeaPad Slim 550」を挙げます。6~7万円台で買えるにもかかわらず、上述したポイントをすべて満たしておりコスパ優秀です。
細かいパソコンの選び方や、予算別のおすすめ機種等が知りたい方は、以下の記事もチェックしてみてください。
ネット環境に関しては、オンラインゲームなどとは違い高速通信を用意する必要はありません。数十Mbps確保できるごく普通のWi-Fiがあれば十分。最悪スマホのテザリングで執筆することもあるくらいです。
(鋭意執筆中!…Webライター向け Wi-Fi 選び方)
②書籍でWebライターの基礎知識を蓄える
機材が整ったら、Webライターの基礎知識を身につけましょう。いろいろな方法がありますが、出費を最低限に抑えて、マイペースで進めるなら「書籍」が一番おすすめです。
現役Webライターの筆者が実際に活用し、今でも常時手に届くところに置いている本は以下3つ。
- 新しい文章力の教室
「文章を書くのに抵抗がある」「思うような文章が書けない」という人にまず読んでもらいたい一冊。良い文章をスラスラ書くための準備の仕方や、読者に伝わりやすい表現方法などを学べる。 - 「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。
「読みやすい文章って何だろう?」という大前提を知るために重要な一冊。ベストセラー100冊のノウハウがこれ一つで身につくためコスパ抜群。 - 沈黙のWebライティング
Google検索で上位表示されるために欠かせないSEOの知識をはじめ、読みやすく共感を得やすい文章の書き方が網羅された一冊。イラスト豊富な対話形式となっていて読みやすい。
まずはこの3冊の内容をインプットしておけば、ライターとして仕事をしていく上での最低限の知識が身についたといってもいいはず。
失敗を恐れてついインプットばかりしてしまいがちですが、できるだけ早くアウトプットのステージへと移っていくのが重要です。
読むだけでは全く意味がありませんよ!
③ブログを開設して実践的な記事を書く
次は、準備段階でも特に重要なステップです。「自分のブログ」を開設していきます。
ブログには有料のWordPress・無料のはてなブログ等がありますが、WordPressが圧倒的におすすめ。有料とは言ってもサーバー維持費月1,000円程度ですし、仕事で使われることも多いツールなので、慣れておいた方が得でしょう。
- ①サーバーを決める
ブログを運営するには「サーバー」のレンタルが必須になります。
ページの読込速度等にもかかわる重要な部分ですので、迷ったら国内で速度No.1を誇る「CohoHa Wing」を選びましょう。このブログもConoHa Wingを利用して運営しています。
- ②
- ③
- ④
- ⑤
- ⑥
- ⑦WordPressにログイン
ConoHa申し込み時に設定した「WordPressユーザー名」「WordPressパスワード」を用意して、以下のURLからブログの管理画面へログインしていきましょう。
【ログインURL】
http(s)://自分のブログURL(申し込み時の「独自ドメイン」)/wp-admin/以下のような「ダッシュボード」という画面が出たらログイン完了です。ブログを書き始める準備が整いました!
ブログを開設したら、書籍で身につけたことを活かして実際に記事を書いていきます。いくら本を読んでわかった気になっていても、アウトプットしなければ身につきません。
ここで書いた記事は、そのまま「ライターとして仕事を獲得するための実績」として活用することになります。たかがブログと侮ることなく、持てる力をすべてを尽くして執筆するようにしてください。
実際に執筆してみることで、事前に読んでおいた本の内容が定着します。「これはこういうことを言っていたのか…!」という気づきがたくさん見つかるはず。
もし「ライター業を始めたらこんな記事を書きたい!」というのが決まっているのであれば、その記事を参考にオリジナル記事を書いてみるのもおすすめです。
文章を書くことに慣れるという意味でも、まずは5~10記事くらいを目標に取り組んでみましょう。
④クラウドソーシングサイトに登録する
ブログ開設・オリジナル記事執筆まで完了したら、いよいよ案件獲得のために動き出します。
Webライター初心者はクラウドソーシングサイトで実績を積むのが一番手っ取り早く確実。なぜなら、ライターの募集が多いことはもちろん、未経験者OKの仕事が多く、0→1を実現しやすいからです。
「ライターで稼ぐ」という感覚を味わいやすいので、その後のモチベーションにもつながります。
クラウドソーシングサイトにもさまざまありますが、おすすめは以下3つ。
3つ紹介しましたが、最初のうちはどれか一つに注力するのがいいでしょう。実績は各サービスごとに貯まっていくため、分散してしまうとアピールしづらくなってしまいます。
私はランサーズに絞っていました。実績1のサイトが3つあるより、実績3のサイトが1つあったほうが仕事を取りやすい印象です。
⑤ブログを実績に案件へ応募する
注力するクラウドソーシングサイトが決まったら、ライター案件を探して、気に入ったものにどんどん応募していきましょう。
この際、ステップ3で作成した自分のブログをポートフォリオとして提示してください。ブログ記事を見ることであなたがどんな文章を書けるかがわかるので、何も実績がない人と比べて格段に採用を勝ち取りやすくなるはず。
最初に挑戦する仕事の条件としては、以下3点に当てはまるものがおすすめです。
- 「初心者向け」の記載があるもの
- 執筆マニュアルがもらえるもの
- 自分の得意ジャンルのもの
文字単価が気になるところかと思いますが、丁寧なマニュアルとフィードバックを受けられるのであれば、最初の1~2記事だけは0.1円程度の超低単価案件を受注するのもあり。
ただし、自信がないからと低単価案件を取り続けるのはモチベ低下につながるのでやめましょう。
マニュアルをもらって記事の書く上でのルールや構成などを学んだら、それをフル活用して、できれば文字単価0.8~1円の案件を狙っていきたいところです。
どうしても最初の仕事が取れないという場合は、ランサーズなら「タスク案件」をこなすのがおすすめ。
報酬は微々たるものですが、枠が空いていれば誰でも受注できるうえ、アカウント上に実績として表示されるという魅力があります。
発注者は、ほぼ必ずあなたのアカウントページを見て仕事を任せるか判断します。タスクを数件~数十件こなして実績があることを示せれば「任せても大丈夫かな」と信頼を獲得できるでしょう。
⑥採用され次第執筆して納品する
見事案件を獲得できたら、いよいよライターとしての初仕事スタートです!マニュアルを熟読してレギュレーションをよく確認し、執筆作業に取り掛かりましょう。
最初は「自分が書いた記事なんかで大丈夫かな…」と不安になるかと思いますが、堂々と書けばOK。
発注者はあなたのブログを見て、どんな文章を書けるか理解したうえで発注をお願いしているわけです。ましてや「初心者OK」との文言がある案件なら、多少つたない記事が上がってくることも承知済みのはず。
まずは「今自分ができる最高の文章」で納品することだけを考えて取り組みましょう。そのうえで指摘を受けたのであればしっかり反省し、次の記事に活かしていけば何の問題もありません。
その1記事でWebライター人生が終わるわけではありません。精一杯書いたのであれば、うまくいかなくても必ず次に活きてきます。
クライアントと連絡を密に取りながら、期日までに提出すればお仕事は完了です。案件クローズ後、各クラウドソーシングサイト上の残高に報酬が振り込まれているはず。お疲れさまでした!
あとはブログを更新してポートフォリオを充実させたり、クラウドソーシングでさらに受注したりすることで実績を蓄えていき、どんどん新しい仕事に挑戦していきましょう!
Webライターとしてのスキルを高める方法3選
Webライターとして活動し始めたはいいものの「どこか実力不足感が否めないな…」「クライアントからの指摘が多い…」といったことを感じた際には、仕事をこなしつつスキルアップにも励んでみるのがおすすめです。
ライターは「文章を書くだけ」と思われがちですが、良い文章を書くためには身につけなければいけないことが多数あります。ここでは、そんなライタースキルを効率的に向上させるための手法を3つまとめました。
書籍・動画等で知識をインプットする
一番取り組みやすいスキルアップ方法は、やはり「専門書籍で学ぶこと」でしょう。
Webライター用のものはもちろん、文章の書き方に特化したものなど、豊富に出版されています。執筆作業に行き詰ったときは、本屋さんへ行けば悩みを解消する何らかの1冊に出会えるはず。
本の内容はもちろん「他人の書いた文章を見る」という行為自体に価値があると思っています。自分の文章ばかり見ていると、井の中の蛙になってしまいますからね。
先述した3冊をまだ全部読んでいないという人は、ぜひそちらから読み込むようにしてみてください。一度読んだ人でも、仕事をするようになってから読み返してみると新たな発見が得られるはず。
- 新しい文章力の教室
「文章を書くのに抵抗がある」「思うような文章が書けない」という人にまず読んでもらいたい一冊。良い文章をスラスラ書くための準備の仕方や、読者に伝わりやすい表現方法などを学べる。 - 「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。
「読みやすい文章って何だろう?」という大前提を知るために重要な一冊。ベストセラー100冊のノウハウがこれ一つで身につくためコスパ抜群。 - 沈黙のWebライティング
Google検索で上位表示されるために欠かせないSEOの知識をはじめ、読みやすく共感を得やすい文章の書き方が網羅された一冊。イラスト豊富な対話形式となっていて読みやすい。
また、ライティングに関する動画コンテンツで勉強するのもかなりおすすめです。特にYouTubeには有料級の情報が信じられないほどたくさん公開されているので「Webライター」「Webライター 初心者」といったキーワードで検索してみるといいでしょう。
どれを見たらいいか迷ったら、巷で有名な「リベラルアーツ大学(通称リベ大)」が公開している全10回のWebライティング講座からチェックしてみてください。月3万円以上稼ぐライターになるための知識を体系的に身につけられるはず。
自分のブログに記事を書いてアウトプットする
最初の仕事を取るために開設したブログは、Webライター業が軌道に乗ってきたからといって放置するのは非常にもったいないです。
クライアントから受注する案件とは違って、自分の思うように、自由に記事を書くことができる貴重なスペース。積極的に活用していくことをおすすめします。
レギュレーションの厳しい仕事ばかりやっていると、往々にして息苦しくなってしまいがち。そんなときの発散場所としても、ブログは役立ってくれますよ。
具体的な活用方法は以下の通り。
- 書籍や動画で学んだスキル・文章の型で実際に書いてみて、体に覚えさせる
- 次に獲得したい案件と同じジャンルの記事をいくつか書き、応募する際の見本として提示する
- Webライターをするうえで学んだこと、失敗した体験談などをまとめ、備忘録にする
Webライターにとってブログはそのままポートフォリオとなるので、クラウドソーシングで仕事をするときはもちろん、今後企業へ直接営業をかけていく際にも使える非常に強力な武器となります。
仕事と並行で記事を更新するのは簡単なことではありませんが、ブログを育てることで確実にライターとしての価値は上がっていくので、ぜひ挑戦してみてください。
Webライター用の講座・スクールを活用する
「独学で進めると、遠回りしそうで不安…」「できるだけ最短で成長していきたい…」という方は、Webライター用の講座・スクールを活用するのもありでしょう。
受講費はかかってしまうものの、どのスクールも「Webライターで食べていく」ために必要な情報だけに絞って学ぶことができるため、稼ぎ始めるまでの期間・稼ぐ金額が大きく変わってくるはず。
「すぐにでもライターで稼いで独立したい!」といった希望があるなら、なおさらスクールを活用したほうが効率的でしょう。最短でライターとしてのキャリアを歩み始めることができます。
とはいってもWebライター用スクールも数えきれないほどあって、どれを選んだらいいのか迷ってしまうかと思います。
思い切って受講し始めてもいいですが決して安い金額ではないため、まずは資料を請求する等して「どんなスクールがあるのか」「どんなことを学べるのか」といったことをリサーチしてみるといいでしょう。
数あるWebライター向けスクールの中で、無料の資料請求・相談サービスを提供しているところをまとめました。申し込みを強制されることもないので、気軽に問い合わせてみてください。
ライバルとの差別化に重要な「信頼」を得る4つのコツ
Webライターはライバルが多く、何かで差別化を図らないと仕事を任せてもらえないのが実情です。
最初のうちは執筆スキルで差をつけるのは簡単ではないため「信頼面」で他者を上回ることをおすすめします。クライアントから「ぜひこの人にお願いしたい!」と思ってもらえるほどに信頼を高めるコツを4点にまとめましたので、参考にしてみてください。
報連相を徹底する
社会人経験がある人なら、入社したての頃に「報告・連絡・相談」の通称「報連相(ホウレンソウ)」を口酸っぱく言われた経験のある人も多いはず。
このルールは会社員のみならず、フリーランスもぜひ心に留めておくことをおすすめします。というのも、同僚や上司と毎日顔を合わせられる会社員とは違い、フリーランスWebライターとクライアントは基本ネット上でのやり取りとなるから。
顔や性格も分からないような自分を信頼してもらい、なおかつ仕事を任せてもらうためには、報連相を徹底して「この人は安心して仕事を任せられる人だな」と思ってもらうことが重要です。
ライティングスキルを身につけるのは一朝一夕ではいかないものの、報連相ならやる気になればいつでも・誰でも実践できるはず。
具体的には、以下のような対応を心がけると良いでしょう。
- 案件に応募した際、実績やスキルについて質問が来たら、遅くても1時間以内には返信する
- 締め切り前でも随時進捗状況を報告して、遅滞なく進んでいることを伝える
- 万が一締め切りに遅れそうな場合には「後ろ倒し可能か」を、余裕を持って相談する
「当たり前のこと」と言われればそれまでですが、実際報連相が足りてないばかりにクライアントに迷惑をかけている初心者Webライターは大勢いるようです。
当たり前のことを当たり前にやるだけで、クライアントからの信頼につながることは間違いありません。
本業ライターはもちろん、副業でもれっきとした仕事ですので、誠実な対応を心がけましょう。
マニュアルや規則に沿って執筆する
仕事を受注した際にクライアントから渡されるマニュアルやレギュレーションの内容は、どんなことがあっても必ず守りましょう。
ネット上にある数々のメディアはすべて、何らかのコンセプトに沿って運営されています。マニュアルやレギュレーションを無視して執筆した記事はライターの自己満足であり、クライアントにとっては全く使い物にならないのです。
大幅な修正が発生したり、別のライターに修正を依頼したりと、クライアントの仕事を増やすばかりで決して信頼にはつながらないでしょう。
マニュアルやレギュレーションが何のために用意されているのか、クライアント側の立場になって考えれば分かるはず。
逆に言えば、マニュアル・レギュレーションさえ守れば、最低限求められているレベルの記事を仕上げることが可能ということです。
初心者のうちから自分なりの文章・構成で執筆しようとするのは、免許のない状態で車を運転するようなもの。「長いから読むの大変そう…」といって適当に目を通すのではなく、まずはルール通りに執筆できるようになるためにも、渡された資料を隅から隅まで読み込むことを心がけましょう。
納期を必ず守る
仕事に納期は付き物ですが、Webライターにとってもそれは例外ではありません。
納期があるということは、すなわち「後工程が待っている」ということ。Webライターにとっては納品して終わりかもしれませんが、クライアントにしてみれば多数の業務が順番待ちしている状態です。
あなたが一つ遅滞を起こすことによって、重大な問題につながってしまう可能性もあるでしょう。
記事が納品されない→メディアに公開できない→商品・サービスを販促できない→企業全体の売り上げ低下…容易に想像できますよね。
「自分はライターだからその後のことなんて知らないし」なんて納期遅れを繰り返していれば、当然クライアントからの信頼は地に落ちるでしょう。
そして「あのライターには頼まないほうがいい」と悪い噂はどんどん広がり、別のクライアントからも門残払いされ、二度と仕事をもらえなくなる…なんてことも十分起こり得ます。「悪事千里を走る」とはよく言ったものです。
Webライターに仕事を依頼しているディレクター界隈でも、納期を守らない人・納品前に消えてしまう人はしばしば問題視されています。
スケジュール管理も仕事のうちですので、受注した段階からしっかり納期までの計画を立てる等、納期遅れを未然に防ぐ措置をとるのがおすすめです。
それでもどうしても遅れてしまいそうという場合には、余裕をもって報連相を入れておくのを忘れないようにしましょう。
修正依頼に素直に対応する
最初の仕事から完璧なものを提出するなんてことはまず不可能なので、クライアントからはほぼ確実に「修正依頼」が来ます。
その指摘をどう受け止められるかで、今後Webライターとして成長していけるかが決まるといっても過言ではありません。「重箱の隅をつつくような真似して…」と思うことなく、ぜひ素直に修正対応しましょう。
忙しい時間を割いてまで、あなたという一人のライターのためだけにフィードバックしてくれるのです。そう思うと、とてつもなくありがたいことだと思えるはず。
いくら自分で「これ以上ないほどの文章が書けた!」と思っても、それを評価するのはクライアント。ボランティアではなく、執筆の対価としてお金をもらうわけですから、クライアントにOKがもらえない記事は全く価値がないのです。
多数のライターを見てきたクライアントであれば「最初は修正があって当然」と思っていることがほとんど。「修正させてしまって申し訳ない…」と悲観しすぎることなく、まずは真摯に指摘と向き合うことに集中したほうが成長しやすいでしょう。
100本以上記事を書き続けてきた現役ライターの私ですら、いまだに修正依頼やフィードバックをもらうことはままあります。むしろ成長するチャンスと思って、メモを取るなりして自分の力にしていきましょう。
Webライターがおすすめな人
Webライターは誰でも始めやすい副業ではありますが、当然ながらどんな人でも成果が出せるものではありません。
日々ライター業を営む中で感じる「こんな人ならWebライターで成功できるだろう」という人の特徴を紹介します。
長時間パソコンに向かうことが苦ではない
大前提として、Webライターは基本一日中パソコンの前に座って文章をタイピングし続けることになります。「パソコンはあまり得意じゃない…」「体を動かす仕事がしたい…」という人にとってはこれ以上ない苦痛となり得るでしょう。
普段から趣味や仕事でパソコンを使っている人ほど、Webライターの仕事にもとっかかりやすいはず。あわよくば「ブラインドタッチ」ができる状態にあるとなお良しです。
一日に何千何万と文字を打つので、タイピングスピードが速ければ速いほど作業効率は上がります。
セルフマネジメント力に優れる
フリーランス全般に言えることですが、自分のことは自分で律しなければいけません。会社員と違い、常に同僚や上司が見ていてくれるわけではないからです。
特に、スケジュール管理・体調管理といった「セルフマネジメント力」は超重要。セルフマネジメント力がなければ、納期遅れでクライアントに迷惑をかけること必至です。
- 仕事を請けたら、締切から逆算して予定を立てておく
- 日々夜更かししすぎず、しっかりと睡眠時間を確保する
- 定期的な運動を心がけ、体力づくりに勤しむ
納期遅れはもちろんですが、自己管理不足で体調を崩して仕事に取り組めなくなった…なんてことになったら笑えません。
Webライターは在宅で完結するということもあり、運動不足になりがち。生活にランニングを取り入れたり、自宅で出来る筋トレ(通称宅トレ)に取り組んだりと、普段から常に「健康でいること」を意識できるといいでしょう。
関心のないことにも挑戦できる
自分の書きたい記事や得意分野があったとしても、必ずしもその記事ばかり書いていられないのがWebライターの性。時にはまったく関心のないジャンルの記事を書かされることももちろんあります。
そんな時「こんなのちっとも興味ないのに!」と思わず「こんな世界もあるのか!」と前向きに取り組める人ほど、Webライターのつらい時期を乗り越えやすいでしょう。
いろいろな記事を書いている中で「このジャンルは書きやすいな」「もっと深く調べてみたいな」という自分の軸がきっと見つかってくるはず。
Webライターの始め方に関するよくある質問
ここでは、Webライターを始めようとしている人によくある質問についてまとめました。
Webライターに抱いている漠然とした疑問・不安をここで解消して、スムーズに活動を開始してほしいと思います。
高校生・大学生でもWebライターになれる?
高校生や大学生で、バイトとしてWebライターを始めてみようかな?と思う人も少なからずいるはず。
先述した通りパソコンとネットさえあれば取り組めるため、Webライターになること自体は可能です。ただし以下のような理由から、大きく稼ぐことはそう簡単なことではないでしょう。
- 社会的信用が低い
- 未成年OKの案件は少ない
- ライバルが強い
クラウドワークスやランサーズといったクラウドソーシングサービスには、基本「18歳以上から」という年齢制限が設けられています。
社会経験や信用に欠ける学生は、そもそも仕事を獲得すること自体が難しいということを覚えておいてください。
「より優秀な人材がわんさかいるのだから、その中からわざわざ未成年者に任せる必要はない」と普通であれば考えてしまうよね。
クラウドソーシング以外にも、今はSNS等を中心にクライアントと繋がれるツールが数多くあります、しかしどれも同じような理由から、未成年OKの案件はなかなか見つかりづらいはず。
もちろん、学生のうちからWebライターで成果を出している人もゼロではないので、敷居が低いという利点を活かして一度挑戦してみるのもありでしょう。
スマホだけでWebライターの仕事は可能?
スマホ一台でもWebライターの仕事をすることはできますが、非常に効率が悪く苦労すること請け合いです。
Webライターは、記事を書きながらネットで調べものをしたり、競合記事を調査したりという「マルチタスク」が非常に多い仕事。現役ライターの私も、Chromeのタブを10個以上開きながらチャットツールを3つ立ち上げたり…といったことがよくあります。
いくらスマホのフリック入力で早く文字を打てたとしても、パソコンには執筆を効率化する機能が山盛り。作業にかかる時間の差は歴然でしょう。
- キーボードショートカット
- タッチパッドのジェスチャー操作
- ブラウザや執筆ツールに追加できる拡張機能 etc…
初めのうちはいいかもしれませんが、やっていくうちに「作業に無駄が多いな…」「執筆スピードが遅くて新しい仕事を請けられない…」といった不満を感じてくるはず。
「文章を書く」という同じ作業をするのであれば、より快適な方が絶対いいですよね。Web全盛の今、パソコンを使えて損することはまずないかと思います。
「アンケート」「口コミ・レビュー」といった文字数の少ないタスク案件であればスマホでもできるかと思いますが、収入は微々たるものです。基本的には、Webライター業はパソコンで行うのが間違いないでしょう。
初心者はどんな案件に応募するべき?
クラウドソーシングから始めるのであれば、最初は「タスク案件」から挑戦していくのがおすすめです。
ランサーズであれば「仕事を探す」を選択後「仕事スタイルで絞り込み」の項目で「タスク」を選択すれば、タスク案件のみをソートすることができます。
未経験者・初心者問わずだれでも挑戦することができるうえ、採用されればしっかり実績に追加されるのが魅力。1つも仕事に取り組んでいない完全初心者ライターよりも、タスクとはいえいくつかの実績を持っている人のほうが、次のステップに進んでいける確率はあがるはず。
内容も数百文字程度執筆すればいいような簡単なものが多いので、迷ったらタスク案件からコツコツ積み上げていくといいでしょう。
Webライターがブログを始めるメリットは?
多くの先輩ライターが「Webライターはブログを始めるべき」というほど、Webライター×ブログの親和性は抜群です。
中でも特に大きなメリットは「クライアントの気持ちになれる」という点。ブログを通してSEOやマーケティングなどを学んでおけば、段々とクライアントの求めることが分かってくるように。
その結果「このライターはこちらの意図を理解して良質な記事を提供してくれるな」と信頼を得ることにつながります。継続依頼をもらえる可能性もグッと高まることでしょう。
記事を書く目的を理解するとしないとでは、納品物のクオリティは雲泥の差に。ブログを戦略的に運営していると、いろいろなことが見えてきます。
そのほか、熱心に運営しているブログはポートフォリオとして評価されることもあり、ライター業にプラスに働くこと間違いなし。Webライターはぜひブログも並行して取り組みましょう。
【まとめ】Webライターの始め方6ステップ
当記事はこれからWebライターを始めようと考えている人へ向けて、現役ライターである私の経験を踏まえた「Webライター始め方6STEP」について徹底的に解説してきました。
- 「書籍で学習→ブログで練習→クラウドソーシングで実践」が王道の流れ
- 初心者のうちは「信頼面」でライバルと差をつけよう
- ブログ運営はライター業に必ず活きる。ぜひ並行して取り組もう
敷居が低く誰でも簡単に始められるWebライターですが、自分なりに始めたばかりにスタートダッシュをきれず、即離脱してしまう人が後を絶ちません。
ライターとしての個性を出していくのは、基本に慣れてからでも全く問題はないでしょう。まずはライター業を軌道に乗せることを第一目標に、今回紹介した6STEPに沿って実践してもらえると嬉しいです。
独学に不安を感じている人は、Webライタースクールの活用も検討してみてください。費用はかかりますが、必要な知識を最短で身につけられるうえ、困ったときには講師に相談もできるので安心です。
中でも以下の2社は無料資料請求が用意されているため、事前に講座の雰囲気をつかんでおくことができます。始まった後で「自分には合わなそう…」といったミスマッチが起きづらく、おすすめです。
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